企業主導型保育園を見学するときにチェックしたいポイント5選
2016年、待機児童の問題を解消するために企業の保育所設置・運営を内閣府(国)が助成する企業主導型保育事業が始まりました。一般的な保育園とは違い「企業主導型保育園」は自治体を通さないので、入園を考えている場合は自分で園に問い合わせをして見学に行く必要があります。その見学時、ぜひチェックしたいポイント5選をご紹介いたします!
目次
認可外保育園と企業主導型保育園の違い
認可保育園の入園は、住んでいる自治体に申し込み入園の決定は自治体が行います。企業主導型保育園は、入園希望の場合自分で直接園に申し込みます。保育料はどちらも平均的な金額で、3歳未満児で非課税世帯の方・3歳児以上の子どもは保育料無償化の対象です。
企業主導型保育園の特徴
・就労時間に合わせて柔軟に利用出来る
・児童育成協会が示した、認可保育園と同価格帯
・企業の従業員は職場と保育園が近い事が多い
・職員人数や保育内容・安全設備に一定の基準あり
・従業員枠、地域枠がある
見学時のチェックポイント5選
認可外である企業主導型保育園に入園を考えている方の多くは、見学を申し込みます。見学にも予約人数の枠があるため、気になる園があったらすぐに問い合わせてみましょう!
①保育士の表情・かかわり方
まず何よりチェックしたいのは、子どもに直接かかわる保育士さん。保育士自身が楽しそうに子どもたちと向き合っているか。表情は明るいか。言葉使いはどうか。保護者目線で見て、安心して預けられそうか。人格形成に大きく影響する乳幼児期なだけに、一番重要なポイントです。
➁施設の雰囲気・危機管理
一日の大半の時間を過ごす場所。馴染みやすい、明るい雰囲気か。綺麗に物が片付けられ、危ない箇所はないか。施設内に関しては短時間で細やかな部分まで見極める事は難しいですが、一歩足を踏み入れた時に感じる雰囲気や印象をみてみましょう。
③お弁当か給食
認可外保育園である企業主導型保育園は給食を出すことが義務化されていません。お弁当持参なのか、お弁当が出るのか、給食なのか、確認しましょう。子どもたちの健康にかかわってくる問題です。
④活動内容
認可施設と違い自治体を通していない分、保育の質や内容は企業に任されるため、差が出てきてしまう事もあります。預かる事をメインに考えているのか、活動を通して子どもの力を伸ばそうとしているのか。親としての考えに合う園なのか、見極めましょう。
⑤園庭の有無
小規模のため、園庭を持つ施設が少なくありません。園庭がなくても近くに身体を動かせる広場があるのか、園外活動も保育に組み込まれているのか。動きたい盛りの子どもたちが伸び伸びと過ごせる環境か見てみましょう。
まとめ
企業主導型保育園は、様々な働き方に対応した保育園を運営している事が多いため、土日出勤・残業など子どもを預ける時間で頭を抱えている方は、一度見学に行ってみてはいかがでしょうか。企業の従業員であれば、通勤と一緒に子どもの送り迎えも出来、急な発熱などにも即対応可能です。一時預かりもしているので、認可保育園以外でも企業主導型保育園という選択肢があることを覚えておくといいですよ。